2002/04/22 17:06:34 
阪神大震災の教訓 国内外に発信 人と防災未来センター完成 F.S 

1995年1月17日の阪神大震災の教訓を国内外に発信、後世に継承しようと、兵庫県が整備を進めてきた「人と防災未来センター」 (神戸市中央区)が完成し、21日午前、皇太子ご夫妻が出席して開館記念式典が行われた。
一般公開は27日から。

同センターは地上7階、地下1階建てで、2−4階が展示スペース。
150人収容の「1・17シアター」では震災発生の瞬間の様子をコンピューターグラフィックスなどを用いて再現。
大音響とともに住宅やビル、高速達路が倒壊する場面などが約7分間にわたって写し出される。
また、被災者らから寄せられた震災関係の資料約16万点のうち、一部を公開。
貸し出される携帯端末でバーコードをなぞると、被災者の体験談や展示資料の解説を聞くことができるシステムを導入した。

同センターでは大規模災害が発生した際、迅速に支援チームを現地に派遣することにしており、そのための防災対策の専門家を育成する。
このほか、地方自治体の首長や防災担当者らを対象にした研修も実施する。

−−−「公明新聞」より転載−−−