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2015/02/25 
がん学ぶ授業を実施 薬や緩和ケアなどテーマに 中学生が研究発表 F.S 

 がん教育の国のモデル校に指定されている神戸市の市立塩屋中学校(根岸恒夫校長)で5日、同教育の公開授業が行われた。これには、市内の教員ら約20人と共に公明党の北川みちお市議も参加した。

 同市は、昨年4月に施行された市がん対策推進条例で「がんの予防も含めた健康教育に取り組む」と明記されたことを受け、がん教育の普及をめざしている。

 同校の2年生は昨年の夏休みから、がんに対する学習を5、6人の班に分かれて進めてきた。
 この日、生徒たちは、各班の“研究成果”を模造紙にまとめ、元気よく発表を行った。2年4組では、抗がん剤の効果や副作用、患者とその家族への緩和ケアの重要性などについて説明した。

 公開授業を終え、女子生徒(14)は「がんの怖さを知り、予防の大切さを感じた」と感想を述べていた。

 がん対策推進条例の制定に尽力してきた北川市議は、「がん教育の授業を市立の全中学校に広げていきたい」と決意を語っていた。

−−「公明新聞」より転載−−−