■ お役立ち情報
2017/ 5/30  Up
大学都市の未来をひらく 学生とつくる 神戸の今と これからと

  【PDFファイルはこちら】

市内には24の大学・短期大学があり、その数は政令指定都市20市の中で、京都市に次いで第2位です。
今月は、学生のアイデアや活力を生かして、まちの魅力を高めようとする取り組みを取材しました。学生とつくる「神戸の今とこれから」に迫ります。

夢をかなえられるまち
 約7万人の学生がいる、全国有数の大学都市・神戸。一方で、卒業後に市外へ転出する若者が多くなっています。そこで、「夢をかなえられるまち」を実現し、神戸に住み続けたいと思ってもらうために、大学と地域、産業界、行政が力を合わせてまちの課題を解決したり、魅力を高めたりする取り組みを進めています。

1.学生×産業〜“神戸産”の新たな魅力を開発
神戸のまちや人をもっと好きに〜神戸学院大学 田邨(たむら)みずほさん
 西区櫨谷町寺谷で生産された米を材料とした商品の開発に、大学生と農家、企業が連携して取り組みました。同地区が抱える、後継者不足や認知度の向上という課題に対し、若者にも受け入れられやすい“米粉アイス”を開発した舞台裏を紹介します。

 商品開発の過程で寺谷地区を訪れて、米の収穫や材料となる米粉の製造を体験しました。それまで、神戸といえば三宮周辺の都会のイメージしかなかったのですが、のどかな景色が広がる地域の魅力を発見し、休日にも訪れるようになりました。

 また、農家や企業の方、いろいろな人の協力で商品が完成し、たくさんのつながりができたことがうれしかったです。

生産者の熱意を伝えたい〜寺谷営農組合組合長 尾淳(あつむ)さん
 安全・安心な米を多くの人に食べてもらいたいという生産者の思いを伝えたくて、プロジェクトに参加しました。開発の過程を大切にし、学生の皆さんに現地に来てもらい、できるだけ農薬を使わないなど、こだわって生産していることを直接伝えました。

 完成発表の場で「素晴らしい地域と出合えました」という学生の言葉を聞けたことがうれしかったですね。

2.学生×NPO〜学生と社会をつなぐ拠点
人生の刺激になる出会い〜神戸女子大学 柴田英里さん
 若手の人材が不足するNPOと市内での活動の場を探す学生をつなぐ拠点として“神戸ソーシャルキャンパス”を1月に開設しました。学生をNPOに派遣するなど、市内での若者の活動を応援する全国初の取り組みに迫ります。

 建物の設計に興味があり、立ち上げ時の内装づくりから参加しました。NPOのスタッフや建築士といった社会人、他大学の学生と出会い、さまざまな考え方があるんだなと刺激を受けました。

 この経験をきっかけに、地域のイベントなどに参加するようになり、そこで出会った方をゲストに招いて講演会を企画するなど、人脈の幅を広げています。

やりたいことを“カタチ”に〜NPO法人しゃらく 大福総平さん
 NPOへの就職はまだ日本では一般的ではなく、若手不足という課題を抱えています。そこで、若いときからNPOの活動に触れて、将来の選択肢を増やしてほしいという思いで運営に関わっています。

また、ここを拠点に学生が主体となって地域のイベントなどを企画することで、若者のやりたいことを“カタチ”にしていけたらと思っています。

3.学生×子育て〜大学と地域が一緒に子育てを応援
将来の夢につながる活動〜神戸大学 小林育穂(いくほ)さん
大学で学んでいる幼児教育などの知識を生かして子どもに勉強を教えたり、一緒に遊んだりしています。一人一人の学習能力をもっと伸ばすための教材の作成など、自分の意見を活動に反映できるのでやりがいを感じます。

ここでは、子どもに関わる職業に就くという将来の夢に、今の経験をつなげていくことができると思っています。

地域の輪が支える活動〜灘区連合婦人会 会長 玉田はる代さん
 子どもたちに夕食を提供するプログラムの運営に関わっています。地域の商店街で安く仕入れた食材や神戸大学の農学部が研究で栽培した野菜を使うなど、地域と大学が一体となっているからこそできる取り組みです。

 また、顔見知りの子どもが増えるなど、地域のつながりがより深まることもやりがいですね。

若者が輝くまちに
 夢や自分らしい生き方を追い求めて、日々頑張っている若者。さまざまな人や地域との関わりは彼らに大きな影響を与えます。若者を応援し、一緒にまちづくりに取り組むことで、若者が輝く、より魅力的なまちにしていきませんか。(神戸市広報課)

大学都市・神戸を盛り上げよう
特集で取り上げた活動や場所をもっと知りたい人はこちらをチェック!

いろいろな生き方を知る 神戸ソーシャルキャンパスの講演会
大学生でありながら工務店を経営し、内装デザインから施行までを一人で行う大木脩(しゅう)さんがゲストで登場。

対象:高校・大学生
日時:6月30日(金)19:00〜
場所:神戸ソーシャルキャンパス(サンパル2階)
料金:300円

申し込み:電話で、市民協働推進課 Tel:078-322-6491、Fax:078-322-6037へ。

6月8日(木)〜先着順

神戸産の農水産物の魅力を発信 KOBEにさんがろくプロジェクト
西区産の米粉を材料としたアイスクリームやロールケーキなどのアイデア商品、プロジェクトの詳細は公式ホームページで。
KOBEにさんがろくホームページ

親子で集まろう 大学を連携した地域子育て支援拠点
市と市内8大学が連携して、親子が集える場所を設置しています。場所などの詳細は市ホームページで。
大学と連携した地域子育て支援拠点づくり 市ホームページ

※ 神戸市の市外局番は、特に記載のない限り078です。

「広報紙KOBE」より転載