2001/02/09 23:34:40
「空港・新産業に関する特別委員会」視察活動記録	Ｙ
このほど神戸市会「空港・新産業に関する特別委員会」の視察活動が実施され、公明党神戸市会議員団より、吉田謙治（特別委員会理事、西区選出）、山田哲郎（北区）、宮原政子（垂水区）の各議員が参加いたしました。 以下その活動記録です。 １、Spring−8（大型放射光施設）を視察、医学の進歩に期待！（平成13年2月7日） 空港・新産業に関する特別委員会のメンバーとして、兵庫県の西播磨テクノポリスの北部（三日月町）に位置する　Spring−8の視察に参加しました。 Spring−8とは、科学の光ともいえる「放射光」を発生させる施設で、この放射光によって今までの光では出来なかった高度な研究・開発や分析が可能になり、人類にとっての新しい発見が期待されています｡ この様な大型の放射光施設では、世界にフランス・アメリカ・日本（Spring−8）の3個所にあり、なかでもSpring−8は、世界最大級の施設で、国内外の官公庁、民間企業、大学の諸機関が、様々な研究開発に利用しています。 この施設を利用して、今までＸ線では解析できなかった物質の種類や性質を詳細に分析し、画期的な成果も生まれ、今後は、特に医学や科学の分野に大きく貢献されると多方面から注目を浴びているようです。 ちなみに、この施設の1日の電気代は、なんと500万円との事！ ２、中日本航空を視察！（平成13年2月8日） ： 写真右 名古屋市中村区に本社のある中日本航空は、1953年　航空機使用事業及び不定期航空運送事業会社として名古屋空港を基地として発足以来、輸送、建設、農林水産、救難、報道取材、調査、測量等の航空事業を展開し、日本の産業に大きく貢献されています。最近では、神戸市が推進している神戸空港や神戸市医療産業構想にも豊富な経験を生かし、航空に関するコンサルト業務に携わっておられます。 視察では、厚生省の進めるドクターヘリコプターや国際化に伴うビジネスジェットの世界的なニーズの高さにあらためて驚きを感じました。 中日本航空のある役員の方は、「神戸空港が、完成すると近くには市民病院、災害防災センター、大学（神戸大学・兵庫医科大学など）などの医療や防災の拠点もあり、そのうえ高度な技術を有する機械金属の中小企業もあり、名古屋空港から見れば、大きなライバルになることは間違いない」「空港は、21世紀の社会的資本として必須のもので、世界から取り残されないように、日本の航空輸送の拡充は急務です」と語っておられたのが、印象的でした。 ３、東京都老人総合研究所を視察！（平成13年2月8日） ： 写真左 東京都老人総合研究所は、昭和47年に、東京都が高齢化社会の到来をいち早く予測して世界に先駆けて東京都板橋区に設立され、高齢者や高齢者に関する問題を研究する極めてユニークな研究所です。この研究所は、老化、老年病、高齢者に関する自然科学ならびに社会・人間科学の面から総合的に研究して高齢者医療と福祉の向上、科学の進歩に貢献するとともに、高齢者の安全で快適な生活を目指しています｡　なかでもこの研究所内にあるポジトロン医学研究施設は、ポジトロンＣＴを使い内外の研究者が協力して基礎的及び臨床的研究を行い、特に老年期痴呆に関しては、原因不明、診断方法の向上、ひいては治療薬の開発への途を開く事が期待されています。 さて、ポジトロンＣＴとは、核医学診断法のひとつでポジトロンを放出する放射性同位元素で標識された薬剤を被検者に投与し、その分布をPETカメラで断層画像に撮影することによって、脳・心臓などの臓器の局所機能を画像に抽出し、病気を診断する検査法です。このポジトロンＣＴは、「病気の本質を診断しその原因に迫ることが出来る」と期待されています。 今回の視察で、説明して頂いたポジトロン医学研究施設の千田道雄部長は、「今年、神戸市の医療産業都市構想の中核施設である先端医療センターに、赴任する予定です。神戸市の医療と地域活性化のお役に立ちたい！」と強い決意を述べられていました｡ ご案内　中高年の皆さんに、老化予防の必読の書 「サクセスフルエイジングをめざして」定価200円 お問い合せ先：財団法人　東京都老人総合研究所　TEL　03-3964-3241 ４、ソニー・メディアワールドを視察！（平成13年2月9日） ： 写真中央 東京都港区高輪にあるソニー・メディアワールドは、ソニーの技術の最先端を紹介するためのデモンストレーションの空間です。新しい映像美を拓くHDVSシステム、報道のあり方を変える“ベータカムSX”、知のネットワーク化を実現する独自のコミュニケーションシステム、そして人々のライフスタイルを豊かに刺激する数々のコンスーマープロダクツ。この空間は、まるでデジタルの夢の世界、大人も子供も大喜び！ 最先端技術により、吉田謙治・山田哲郎議員が、エジプトへ旅をしたかのように撮影されています。