2001/02/15 17:34:53 
民生保健常任委員会で浜松・名古屋市役所などを視察 Y.A 

平成13年2月13日から14日まで、民生保健常任委員会の視察活動が実施され、公明党神戸市会議員団より、布施典子議員(東灘区選出)と山田哲郎議員(北区)が参加しました。以下その報告です。

1、2月13日 浜松市の“はままつ友愛のエンゼルプラン”の説明を受けました。

子供と子育てをめぐる状況は多様に変化しており、今後は、家庭のみならず、行政や地域が一体となって、子育てを行っていく必要性が高くなっています。国においても、“エンゼルプラン”を策定し、その具体化の一環として「緊急保育対策等5ヵ年事業」を取りまとめ、地方自治体にも「地方版エンゼルプラン」の策定を要請し、神戸市では、児童の健全育成及び子育て支援策を総合的に体系化した「神戸市児童育成計画」を平成9年2月に策定しました。

浜松市においても、“安心して子育てができる浜松”を基本理念に、
 @すべての子どもが、よりよく生きることができ、子どもの最善の利益が尊重される社会をめざす
 A子どもを生むよろこび、育てる楽しさが感じられる子育て環境づくりをめざす 
 B活力とやさしさに満ちた地域社会づくりに取り組み、みんなで子育て支援の充実をめざす
の3点をテーマに掲げ、平成10年度から16年度までの7ヵ年を計画期間としています。具体的には、延長保育、乳幼児保育・低年齢児保育、緊急保育サービス、地域子育て支援センター等の拡充の数値目標を設定し、取り組んでいます。

2、同日「浜松市環境基本計画」の説明を受けました。

「浜松市環境基本計画」は、“くらしが奏でる人と自然のシンフォニー(交響曲)”をテーマに
@環境にやさしい元気な産業活動がまちにリズムを 
 A自然とのハーモニーを大切に産業の発展を 
 B歴史と文化を大切にし、季節ごと、地域ごとにアクセントのある暮らしを 
 C自然と歴史・文化が織りなすメロディーで浜松らしさを 
等々の目標に掲げ、市内を6地域ブロックに分け、それぞれの地域の特色を生かし、さらに具体的な環境像を示し、取り組んでいます。

また、神戸市も来年度から具体的に取り組もうとしているゴミ問題について、浜松市では、市民と市が一体になってごみ問題を考え、「浜松市ごみ10%減量運動」を実施し、ごみの減量化と資源化、町の美化、処理経費の削減に取り組んでいます。

この視察を通して、「やはり、ごみ問題は、今世紀の大きな課題のひとつ、もっと神戸市もリーダーシップをとり、市民の理解の下、積極的に推進すべきだ」と感じました。


3、2月14日名古屋市総合リハビリテーションセンターを視察しました。

このセンターは、「リハビリテーションセンター」と「福祉スポーツセンター」からなり、「リハビリと福祉スポーツの総合拠点」とも言うべき施設です。 ここでは、相談から医療(ポジトロンCT、MRIなどの最新医療技術を駆使して、80床のベッドも有し、総合的な治療を行う付属病院も併設)、訓練指導(定員50名の重度身体障害者の更生援護施設や定員25名の職能評価開発事業)を経て、社会復帰にいたるまでの一貫性のあるリハビリテーションをめざしたすばらしい施設です。

この視察を通して、「神戸市も、こうべ市民福祉交流センターやしあわせの村(神戸リハビリテーション病院)等の施設で各事業を推進していますが、このように一貫したシステムは、ぜひ取り入れたい」と感じました。


4、同日名古屋市役所を視察しました。

名古屋市役所にて、一般廃棄物の減量化の取り組みについて説明を受ける。特に、分別収集の取り組みについては、市の危機的ともいうべき真剣な取り組みに感動しました。

「国際都市こうべ」を目指す神戸市は、自ら、もっと真剣に市民の中に入り、理解と協力を求め、多くの方から愛される「きれいで優しいまちづくり」に積極的に取り組むべきです。