平成13年10月17日(水)午前8時より神戸市中央区内で公明党神戸市会議員団・兵庫県議会合同の政策研修会が行われ、神戸市会議員団より8名、県会議員団より8名の議員が参加しました。
講師として九州大学大学院医療システム学教室教授・信友浩一(のぶとも こういち)氏が出席し、「医療政策の底流・公立病院経営のあり方」について講演しました。
信友氏は、概要下記のような点について述べました。
1、政策の底流
@利益配分型から負担配分型
A制度政策の限界 → 「志」によるリード
2、医療政策の底流
@医療保険のわが国での分離独立原理
労災、自動車事故損害の制度からの分離。高齢者は?
A医療の原点
診察:症状・障害に伴う不安・恐怖感の医師による察し、そして診断。
そして意味のある人生を過ごせることに寄与する。
B施設完結型から地域完結型医療へ:中津病院の国立から市民病院への移管についての例示
C運営から経営=マネジメント(県立病院としての“運営”を廃止し“経営”へ):福岡県立病院の例示
3、即ち「ローカルイニシアティブ」:現場主導・行政支援という観点が大事
その後公立病院のあり方などについて質疑応答が活発に行われました。
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