公明党女性委員会の音楽療法推進対策プロジェクトチーム(座長=沢たまき参院議員)は1日、神戸市北区の向陽病院と老人保健施設・向陽りんどう苑を訪れ、音楽療法の実施状況について視察した。これには公明党の斉藤鉄夫、赤羽一嘉の両衆院議員らが同行した。
向陽病院は1966年の開設いらい精神医療の中に音楽療法を導入。
現在、兵庫県公認の音楽療法士を常勤で雇い、入院患者を対象に楽器演奏、コーラスなど集団音楽活動を行っている。
一方、りんどう苑でも週2回、音楽療法を実施している。
沢さんらは、両施設での音楽療法の実際を見学するとともに、山口陽雄名誉院長らと意見を交換。
同院長は、「音楽療法士が常勤できる施設の拡大や、大学と医療機関との協力体制の確立などが今後の課題」と述べた。
この後、沢さんら一行は兵庫県公館で井戸敏三県知事らと会い、県が独自に取り組む音楽療法士育成事業について懇談。
沢さんは、「21世紀の医療において心のケアはますます重要。その一環を担う音楽療法をさらに啓発・普及させていきたい」と抱負を語っていた。
−−−「公明NET」より転載−−−
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