2003/01/18  Up
阪神大震災から8年 犠牲者を追悼 「あの日」忘れず、復興誓う

 赤松、赤羽、山本(香)氏らが献花


「追悼のつどい」で献花する赤松(右端)、赤羽(左隣)の両氏(神戸市内)

6400人を超える犠牲者を出した阪神大震災から、17日で8年を迎えた。忘れられない「あの日」と同じ午前5時}分、各地で鎮魂の祈りがささげられた。被災者らは復興を誓い、震災を知らない子どもたちにも体験を語り継いでいこうと決意を新たにした。

被災地を歩き、寒くてつらかった震災の日を追体験しようと、2年前に始まった兵庫県主催の「1・17ひょうごメモリアルウォーク」が今年も行われ、市民ら約3500人が参加した。
ゴール地点の「人と防災未来センター」(神戸市中央区)にある慰霊のモニュメント前で開かれた「震災八周年追悼のつどい」には鴻池祥肇防災担当相をはじめ、約5000人が出席、正午から1分間の黙とうをささげた。これには公明党の赤松正雄(党兵庫県本部代表)、赤羽一嘉の両衆院議員、山本香苗参院議員、兵庫県議会公明党議員団が参加した。

井戸敏三知事はこの席で「震災が残した教訓を人類共通の財産として生かし、平和に安心して暮らせる未来への扉を開くことこそ、犠牲となられた方々にこたえる道だと信じ、努力を続けていくことを固く誓う」と式辞を述べた。

続いて、震災で7歳の長男と5歳の長女を亡くした米津勝之さん(42)=同県芦屋市=が遺族を代表し、「真に『いのち』を大切にする社会づくりに取り組み続けることが、生き残った私たちの役割。(震災の)体験・非体験の間の壁を少しでも乗り越えて、思いや行動を少しでも共有化していきたい」と決意を表明した。

また、神戸市中央区の東遊園地でも同日早朝、追悼集会が開かれ、震災の犠牲者数と同じ6433本の竹筒とろうそくで「1・17」の文字が浮かび上がった。
この日の集いには、公明党の神戸市議らが出席し、記帳・献花した。

−−−「公明NET」より転載−−−