公明党兵庫県女性局(芦田賀津美局長=神戸市議)は先ごろ、神戸市立西市民病院を訪れ、乳がんの早期発見に有効なマンモグラフイ(乳房専用のX線撮影装置)の活用状況について視察した。
芦田局長のほか、田村博美・西宮市議、硲口千恵美・洲本市議、松井久美子・明石市議、女性党員の代表らが参加した。
一行はまず、小西豊外科部長と意見交換。
その後、病院2階に設置されたマンモグラフィを技師の説明を受けながら見学した。
同外科部長は、日本が欧米に比べ、マンモグラフィ導入が遅れている現状を指摘。
「マンモグラフィで早期発見し、治療すれば治る率も高くなり、死亡率の減少効果も期待される」と最新装置による精度の高い検診の必要性を強調していた。
同外科部長によると、同病院でのマンモグラフィ利用者は、2002年度に541人、03年度に1027人。03年度に腫瘤(しゅりゅう)が発見されたのが約20人(全体の2%)で、そのうちの半分が悪性だったという。
視察を終えた芦田局長らは「今後各自沿体でマンモグラフィ導入を推進し、検診の充実を図っていきたい」と語った。
同県本部では、マンモグラフィ検診の早期導入や検診対象年齢を現行の50歳以上から、罹患率が高い40歳以上まで引き下げることなどを求める署名運動を実施している。
−−−「公明新聞」より転載−−−
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