心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの研究や研修を行う全国初の拠点「兵庫県こころのケアセンター」が来月、神戸市中央区の神戸東部新都心にオープンするのに先立ち、同センターで28日、井戸敏三知事らが参加して記念式典が行われた。
1995年に発生した阪神大震災で多くの被災者が心の傷を負い、今なお、苦しみから抜け出せないでいる中、県は心のケアに関する取り組みを進めてきた。
センターでは、心のケアに関する実践的研究を行うほか、全国の医療・福祉関係者や警察・消防職員など、心のケアに携わる人に対する研修施設としても利用される。
6月からは診療所も開設。数人の精神科医が災害や事件事故で心理的ダメージを負った人や、虐待を受けた人の心の治療に当たる。
--「公明新聞より転載」--
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