街中に埋めたコンピューターで多彩な情報を入手
神戸市で赤羽氏ら視察
受信装置で多彩な情報を入手できる様子を視察する赤羽氏
街中に埋め込んだコンピューターを使って「いつでも、どこでも、だれでも」ネットワークに接続でき、多彩な情報を入手できる「ユビキタス社会」の構築を目指す国土交通省は30日、神戸市内で自律的移動支援プロジェクトのプレ実証実験の開始式を行った。これには、衆院国土交通委員長の赤羽一嘉氏(公明党)が参加した。
赤羽氏らは、車イスや白杖を使ったスタッフらの案内で、受信装置を使い、道路の誘導ブロックや郵便ポスト、街路灯などに組み込まれたICタグから発信される情報をキャッチする公開実験を体験。赤羽氏らは、道案内だけでなく、観光ガイドや飲食店の情報などが、映像と音声で入手できる様子を視察した。
赤羽氏は、「震災から10年のこの時に、神戸市で、世界に役立つ技術の実験がスタートしたことは、被災地に勇気と希望をもらうようで、本当にうれしい。今回のプロジェクトは、だれもが安全に便利に暮らせる安心の社会を構築するための大前提になる。今後、バリアフリー化の推進とともに、全国的な整備を進めたい」と語っていた。
政府は、神戸市でのプレ実証実験、05年度の本格的な実証実験を通して、障害者や各種企業、幅広い市民らの協力を得て、さまざまな改善点を探り、06年度からの全国展開を進める計画。
−−−「公明NET」より転載−−−
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