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2006/05/12 
信頼回復に努めよ 神戸市議会で吉田議員 F.S 

市議の汚職事件 市側の不透明な対応追及

産業廃棄物処理施設の設置許可にからみ神戸市議会の前自民党市議団長・村岡功被告があっせん収賄容疑で逮捕・起訴された問題で、同市議会は4月28日、臨時議会を開き、質疑を行った。

公明党から質問に立った吉田謙治議員は、「職員に不正行為や義務違反はなかった」とする矢田立郎市長の発言に対し、「市民は市行政の公正性に疑惑の目を向けている」と指摘。事件に対する市長の姿勢や市民の信頼回優に向けた取り組みをただした。

また吉田議員は、村岡被告が市側に働き掛けた市産業廃棄物処理施設指導要綱の改正について、改正手続きや適用の不透明さを追及し、経緯を明確にするよう求めた。

これに対し、矢田市長は「設置許可に関係して起きた問題であり、道義的責任を感じている。調査を徹底していく」と答弁した。

質疑に先立ち同市議会は、村岡被告に対する議員辞職勧告決議案を全会一致で可決した。一方、質疑の後、市民の信頼回復や事件の背景解明に当たる特別委員会「政治倫理確立委員会」を設置した。

−−−「公明新聞」より転載−−−