22日の神戸市議会本会議で代表質問に立った吉田けんじ議員は、社会的弱者への支援拡充や格差是正を取り上げ、市側の積極的な対応を求めた。
吉田議員は、少子高齢化に対応するための年金・介護・医療制度の改革や、障害者福祉制度の見直しにより、負担の公平化やサービスの拡充が実現した、と強調。
一方で、社会的弱者へのセーフティーネット(安全網)を十分機能させるため、「高齢者や障害者、母子世帯などの生活実態調査を行うべき」と訴えた。
また、「正規雇用の減少が格差問題の重要な点」と指摘し「非正規雇用者や中小企業社員に対する教育訓練事業の強化を求めた。
梶本日出夫助役は、「次期の介護保険計画や障害福祉計画の策定に当たり、制度改正の影響を新たに調査項目として加え、市民福祉の向上にきめ細かく対応する」と答え、生活実態調査を実施する意向を示した。
−−−「公明新聞」より転載−−−
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