神戸市議会公明党（大澤和士幹事長）はこのほど、「脳脊髄液（のうせきずいえき）減少症患者支援の会」（古市利明兵庫代表）と、同「子ども支援チーム」（鈴木裕子代表）と共に市役所内で矢田立郎市長に会い、脳脊髄液減少症の対策強化を求める要望書を提出した。
公明党からは大澤幹事長、山田哲郎（てつお）、壬生潤（みぶじゅん）、菅野吉記（よしのり）の各議員が出席した。
同症は、事故や転倒など頭部や全身への強い衝撃が原因で、脳脊髄液が漏れ、頭痛、めまい、耳鳴りなど、さまざま在症状を引き起こす病気。その治療法であるブラッドパッチ療法については、保険が適用されないため、高額な治療費が掛かる上、治療を実施している病院少ないなど課題が多い。
席上、古市代表らは、同症の原因や症状などについての認知度が低いため、同症にかかったと自覚していない市民が多い可能性を指摘。その上で、「早期発見、早期治療が大切で、重症化予防につながる」と訴え、同症への支援体制の強化と、情報の周知徹底などを強く求めた。
−−「公明新聞」より転載−−−
