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2014/07/17 
安心して暮らせる場を 障がい者専用マンションが完成 F.S 

 障がい者専用の賃貸マンション「コ・クール垂水」が先ごろ、神戸市垂水区に完成し、現在、入居者を募集している。これは、障がい者らの住宅確保や、就労を促す先導的事業として、国土交通省から認定された民間会社が国の助成を受けて建設したもの。

 市議会公明党の壬生(みぶ)潤幹事長と山田哲郎、堂下豊史の各議員はこのほど、同マンションを視察した。

 マンションは」鉄骨造りの4階建て。1階は就労訓練などの施設となっており、2〜4階では居住スペース(全46戸)が確保され、さらに4床のショートステイもある。入居対象者は、18歳以上で身体障害者手帳を所持している人。

 住居スペースは車いすで過ごせるなど、バリアフリー化した。各部屋には、押しボタン式の連絡機器を設置したほか、肢体が不自由な人のために、デジタル機器を数秒見つめることで介護福祉士らを呼び出せるシステムも設けた。

 また、訪問看護師が月曜から金曜日の午前9時〜午後4時の間、対応できる体制も整えた。賃料、食費などを含めて月額料金は14万円。

一方、就労支援は、発達障がいや知的障がいのある若者が対象となる。週5日、4時間程度、マンション内外の掃除などの訓練を実施。また、職業指導員は、障がい者と共にハローワークや、面接にも同行し、就職できるよう応援していくという。

 同マンションの建設については、「障がい者が総合的なサポートを受けられる生活の場″を提供したい」との市民相談を受けた公明党の赤羽一嘉衆院議員が、国交省の進める先導的事業への応募を紹介していた。

−−「公明新聞」より転載−−−