がんへの認識を深めてもらおうと、神戸市は先ごろ、市総合教育センターで専門医らを講師に招き、学校保健関係者を対象としたセミナーを行った。これには、養護教諭や学校医など約250人と共に、公明党の北川道夫市議も参加した。
登壇した神戸大学医学部付属病院腫瘍センターの向原徹特命准教授は、「この10年で、がん医療に関わる職種が増えてきた。以前は医者や看護師だけが携わっていたが、今では栄養士や地域のソーシャルワーカーなど、さまざまな人がチームを組み」がんの治療を進めている」と語った。
続いて、市立医療センター中央市民病院で、がん看護専門看護師を務める梅田節子さんが登壇し、「がん患者へのケアに加え、その家族への支援も重要だ」と強調。「特に、がんを患った親の子どもに対しては、学校でも支え合えるようにしてほしい」と話していた。
同セミナーについては、北川市議が定例会本会議を通し、がん患者を支える体制の充実を訴えるなど、開催を後押ししてきた。
−−「公明新聞」より転載−−−
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