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2015/04/01 
妊娠時の相談 電話・メール「SOS」窓口が開設 F.S 

 思いがけない妊娠をした女性の孤立化を防ぐため、兵庫県と神戸市はこのほど、電話やメールで相談に応じる窓口「思いがけない妊娠SOS」を開設した。
赤ちゃんの遺棄や虐待の防止もめざす。

 電話による相談は毎週月曜と金曜の週2回(祝日、年末年始を除く)で、午前10時〜午後4時に実施。
県助産師会から派遣された助産師が対応する。
メールは、ホームページ(HP)で随時受け付け、原則として1週間以内に返信される。
相談は無料で、名前を名乗らなくてもよい。

 相談を受けた助産師が、妊娠、出産に関する正しい情報や助言を提供したり、適切な支援サービスを紹介。必要があれば医療、福祉など関係機関につなぐ。

 予期せぬ妊娠や望まない妊娠を対象にした専門の相談窓口は、各地の自治体で増えつつある。2011年に都道府県で初めて開設した大阪府には、従来の母子保健サービスでは漏れていたような対象者が相談を寄せており、「飛び込み分娩」や出産後の虐待などの防止効果が認められているという。

 相談窓口の開設については兵庫県議会公明党・県民会議のしま山清史議員が13年12月定例会の一般質問で、大阪府の事例を紹介し、「気軽に相談できる窓口の拡充を」と提案。
神戸市議会公明党ののきはら順子議員も14年11月定例会の一般質問で、窓口開設と相談員の育成を求めていた。

電話は078・351・3400。

メールはHP( http://ninshinsos-sodan.com )から。


−−「公明新聞」より転載−−−