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2016/03/10 
「安心して歩ける!」 点字ブロック敷設に喜びの声 F.S 

公明、視覚障がい者の願いをネットワークで“カタチ”に

 神戸アイライト協会などが入居する視覚障がい者施設・神戸ライトセンター(神戸市中央区)と最寄り駅などを結ぶ二つのルートに、点字ブロックが敷設され、このほど関係者が「通り初め式」を行った。一人の視覚障がい者の声を受け、公明党がネットワークの力で“カタチ”にしたもので、利用者から感謝の声が寄せられている。

 点字ブロックが敷設されたのは、同センターから阪急電鉄・春日野道駅までの510メートル区間と、雲中小学校前バス停までの350メートル区間。関係者によると、通り初め式が行われた春日野道駅から同センターまでは、点字ブロックをたどりながら視覚障がい者が歩くと15分ほどかかるという。

 同センターで白杖を使った歩行訓練などの活動を展開する神戸アイライト協会には、年間3000人の視覚障がい者が来訪。春日野道駅を利用するほか、雲中小学校前バス停や新神戸駅からも歩いて訪れるという。新神戸駅からの経路は、既に点字ブロックが敷設されており、今回の工事で視覚障がい者が自力で来館する環境整備がさらに前進した。

 新たな点字ブロックの敷設は、兵庫県伊丹市から春日野道駅を使って同協会に通う大村直美さんが声を上げたのがきっかけだった。2013年3月に大村さんが、公明党の山本恭子・伊丹市議に相談。山本市議はすぐに、神戸市中央区が地元の沖久正留市議に依頼し、神戸市建設局へ大村さんの声を届けたことで、実を結んだ。

 通り初めを終えた大村さんは、「以前は車道にはみ出したり危なかったが、これで安心して歩ける。公明議員の連携と迅速な行動に感謝している」と笑顔で話していた。

−−「公明新聞」より転載−−−