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2021/07/13 
ヤングケアラーの孤立防ぐ体制を 徳山敏子議員 F.S 


 女性特有のがん対策を進めています。乳がんや子宮頸がんの早期発見には、検診が重要です。
 乳がん検診では、マンモグラフィー検査を実施していますが、乳房内の乳腺組織が多い「高濃度乳腺」の場合、がんを発見しにくいケースも。さらに日本人女性の約4割(40歳以上)は、高濃度乳腺といわれています。そのため、検査の結果、高濃度乳腺と判明した場合に、受診者にその旨を知らせ、超音波の併用や3Dマンモグラフィーなどの精密検査を促す通知の発行を訴えています。

 神戸市の乳がん検診受診率(2019年)は、17.1%、子宮頸がんは13・4%と全国的にも低水準です。女性が気軽に検診を受けやすい環境づくりを進め、若い世代を中心に、周知・啓発に尽力していきます。

 また、家族の介護や世話を担う18歳未満の子ども「ヤングケアラー」への支援にも力を注いでいます。市議会公明党の推進で、市は6月から、全国初の試みで「こども・若者ケアラー」の専用相談窓口を開設。また、さまざまな事情から窓口に相談できないヤングケアラーの支援が課題なので、近隣住民などにも協力してもらい、孤立させない体制づくりを進めます。

 長引くコロナ禍の影響で、生活の維持が困難な人からの相談が多く寄せられています。命と生活を守るためのセーフティーネット(安全網)を強化し、支援に全力を挙げます。

−−「公明新聞」より転載−−−