■ トピックス
2007/01/18 
阪神大震災から12年 教訓を語り継ごう F.S 


冬柴国交相、公明議員ら献花
  安全対策へ決意新たに 神戸市で追悼行事

阪神・淡路大震災から満12年となる17日、「ひょうご安全の日 1・17のつどい」が神戸市中央区の「人と防災未来センター」慰霊モニュメント前で開かれた。これには、冬柴鉄三国土交通相(公明党)をはじめ、公明党の赤羽一嘉衆院議員、浮島智子参院議員、地元県議、市議らが参列し、黙とう、献花した。

式典で、あいさつに立った冬柴国交相は、6400人を超える震災犠牲者と遺族の方々に対し、心から哀悼の意を表したあと、「(国土の)安全・安心基盤の確立が最重要課題の一つ」と強調。将来の大規模地震に備え、ハード、ソフト両面一体の対策に「全力で取り組む」と決意を述べた。

このほか式典では、井戸敏三知事のあいさつ、小学生による献唱曲「しあわせ運べるように」の合唱、「活かそう阪神・淡路大震災の教訓を」との誓いを盛り込んだ「1・17ひょうご安全の日宣言」の発表、参列者らによる献花などが行われた。

この日は、県民が震災の追体験として歩いてメーン会場の「人と防災未来センター」に集う「ひょうごメモリアルウォーク2007」(5コース)や、防災訓練の実施、炊き出しなど県民同士の交流が開かれた。

芦屋市から会場まで歩いて参加した芦屋防犯協会の女性(45)は、「きょうを節目として、ボランティアの精神を一層深め合い、子どもたちやお年寄りが安心できる街づくりを進めたい」と決意を固めていた。

一方、発生時刻の午前5時46分を中心に、神戸市中央区の東遊園地の「慰霊と復興のモニュメント」前で、矢田立郎市長や遺族らが黙とう、献花を行った。また、同遊園地内では、竹灯ろうで描いた「1・17」の文字に市民が火をともした。各区役所に設けられた記帳所には、多くの市民が訪れていた。

−−−「公明NET」より転載−−−