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2011/05/21 
災害時の医療拠点に 新築移転した市民病院を視察 神戸市議会公明党 F.S 

神戸市議会公明党(大澤和士幹事長)はこのほど、同市ポートアイランドに新しく建設中の新「神戸市立医療センター中央市民病院」を視察した。

同病院は、施設の老朽化に伴い、これまでの建物から新築移転されるもの。市は7月からの運営開始をめざして準備を進めている。

新中央市民病院は、全身を一度に検査できる、がんの検査機器など最新の医療設備を取り入れているほか、「救命救急センター」と迅速な救急救命活動をサポートする「映像医学部門」を隣接させている。これにより救急患者を移動させることなく、緊急検査の対応を可能にするなど、機能性を重視した施設配置に。

また、電子カルテと自動支払機による待ち時間短縮、地域医療機関との連携強化など、患者が快適に診断や治療が受けられる工夫も施されている。

さらに、屋上緑化や太陽光発電、雨水利用など、環境にやさしい設備も導入。災害時の拠点機能をもたせるため、地震に強い免震構造を取り入れているほか、屋上ヘリポートも設置されている。

同病院の新築移転について市議会公明党は、機能を充実させるとともに移転経費を最大限に抑えるよう市側に訴えてきた。

一行は、診察室や病棟、最先端の医療機器を導入した治療室などの説明を受けるとともに、患者の診断や治療の体制についても細かく確認した。

−−「公明新聞」より転載−−−