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2020/12/12 
新型コロナ 感染防止へPCR検査 F.S 

高齢者・障がい者施設で陽性判明の場合、入所者、従事者全員
 神戸市はこのほど、市内の高齢者や障がい者の入所施設で、新型コロナウイルスの感染者が発生した場合、感染者以外の入所者と従事者の全員に対してPCR検査を実施する方針を示した。

 これは、厚生労働省が11月19日、全国の保健所に対し、高齢者施設などで感染が確認された場合に原則、施設の入所者、従事者全員を対象に検査の実施を要請する通知を出したことを受けたもの。特に1週間当たりの新規陽性者数が人口10万人当たり10人を超えている都道府県においては、至急取り組むことを明記している。

 市議会公明党の堂下豊史議員は、11月27日の本会議質疑で神戸市の直近1週間当たりの新規陽性者数が10人を超えていることを指摘。国の通知を踏まえ、高齢者施設などで新型コロナウイルスの陽性者が発生した際、感染拡大防止の観点から入所者と従事者の全員に対してPCR検査をするべきだと主張していた。

 恩田孝副市長は陽性者が高齢者施設などで発生した場合、「全員に検査を実施する」と答弁していた。

−−「公明新聞」より転載−−−