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2021/04/30 
新型コロナウイルス感染者への対応とワクチン接種に関する緊急要望 F.S 


                                     令和3年4月30日
神 戸 市 長
久 元 喜 造 様                         公明党神戸市会議員団

  新型コロナウイルス感染者への対応とワクチン接種に関する緊急要望

 新型コロナウイルスの感染者増加に対して、本市は、病床の確保、入院調整、宿泊療養施設や自宅で療養する患者に対する容態の管理・見守り、介護施設に対する指導・支援などに連日奮闘され、また新型コロナワクチン接種について接種会場の設定、接種医療機関の調整、接種予約の運営に鋭意取り組まれていることについて、まず深く感謝申し上げます。
 このような事態は未曽有のことであり、とくに第4波はこれまで以上に強い感染力をもつ変異型が猛威をふるい、感染者発生の状況はすでに本市の対応力を越えているといって過言ではありません。
 本来ならば入院相当な患者も4〜5日経過しても入院できない状況があり、救急車をお願いしても不搬送が常態化しています。介護施設ではその間にクラスターを起こしてしまうケースも出ています。
 一方このような事態を克服するために早急なワクチンの接種が期待されているところであり、過日75歳以上の高齢者から接種券の郵送が始まったところです。しかし、一時に予約が殺到したため、電話がつながらない、インターネットによる予約の仕方がわからない、区役所等に「お助け隊」を訪ねても人が集中して予約手続きをしてもらえないなど混乱を生じています。
 また、視覚しょうがい者に対して接種券案内文書に点字での記載がないことや、せっかく休日返上で「お助け隊」が出務していてもそのことが知られていない状況にあるなど様々な課題が出来しています。
 私どもも「お助け隊」の案内について党員の協力を得て広報したり、市民からのお問い合わせにお答えしたりしていますが、市民の混乱解消と安心のため以下要望いたします。

〇入院相当の患者の病床を確保するため、市外の医療機関および県境を越えての受け入れ体制整備を県に求めること。
〇介護施設におけるクラスター防止のため施設内感染者の早期入院に努めること。
〇視覚しょうがい者に対し接種予約等について、点字、音声案内によるなど情報伝達に十二分に配慮すること。
〇接種券の予約案内で、QRコードだけでなく操作方法の説明書きを添えること。
〇インターネット予約サイトをよりわかりやすいものに改善すること(「手続き名」ではなく「接種希望場所」に変えるなど)。
〇「お助け隊」の受付混乱解消のため整理券による対応方法も工夫し全市統一を図ること。
〇ワクチン接種の予約について電話回線の増設等の当面の対応を行うとともに、今後予約手続きが集中しないようワクチン接種の日時設定の工夫を行うこと。 〇ワクチン接種を行う医療機関等に対し市が電話予約枠等丁重に予約手続きを説明するとともに予約に係る市民との問題に市が責任をもって対処すること。