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2003/03/10 14:53:22 
平成15年第1回定例市会―予算特別委員会《総括質疑》要点(平成15年3月10日)


平成15年度予算案及び関連議案に関して、予算特別委員会の局別審査が2月25日から3月6日まで行われてきました。
佐伯育三議員(中央区選出、公明党神戸市会議員団幹事長)は、平成15年3月10日午後、市長並びに助役に、局別審査でなお残された課題について、総括質疑を行いました。その質疑の要点は次の通りです。

なお、予算特別委員会総括質疑の冒頭、矢田市長は、先日の環境局職員の工事発注をめぐる収賄事件に関し、陳謝するとともに再発防止に努める旨、特別に発言を行いました。


予算特別委員会総括質疑の要点

1、三宮周辺の整備について
局別審査で、神戸の表玄関である三宮駅を、小倉駅に負けないようなものにしたいとの答弁があったが、プランを見ると歩道橋を組み合わせた程度にしか思えない。
長期ビションを立て、小倉駅に負けないようなものにすべきだと思うが、市長の見解を伺いたい。

2、神戸港の活性化について
神戸港の現状について、港勢の低下について市長は神戸港のサービスの質が横浜港と比べ落ちているからだと代表質疑で答弁したが、局長からは、他港と比べ遜色がないという答弁が局別審査であった。現実には貨物の量は減っており、その原因と思われるのは何か、市長答弁の民間にがんばって欲しいというその意図、また、今後の港勢拡大の取り組みについて伺いたい。

3、ごみの4分別収集について
ゴミの4分別収集について16年度から全市展開するためにモデル実施している。
資源ごみの資源化率は20%であり、40%を達成するにはステーションと排出マナーの2つの大きな障害を乗り越えなければならないが、市長の見解を伺いたい。

4、障害者雇用について
他都市では入札制度について、障害者の雇用状況を明記させ、指名にあたっては留意するなどの取り決めを進めている。
本市においては平成16年度に向けて具体的に検討を進めたいとのことだが、早急に障害者雇用の報告を義務付け、格付けや優先指名をすることについて制度化することが必要だと考えるがどうか。

5、防犯対策について
ひったくりなどの犯罪が多発するなかで、防犯体制の強化が市民から望まれている。
市民安全推進条例により取り組みを行っているが、街灯の設置などの明るさ対策とともに地域ボランティアの活動に対する支援など、積極的な防犯対策を実施するべきだと考えるがどうか。