■ 市会の最新情報
2003/12/11 
平成15年【第4回定例市会】一般会計決算「総括質疑」要旨 k.o 


12月10日の決算特別委員会において、公明党議員団を代表して上脇義生議員(灘区選出)が、市長並びに助役に対し総括質疑を行いました。

<行財政改善の取り組みについて>
局別審査において、平成14年度で明らかとなった新たな財源不足額390億円の対応、特に、公債基金の借り換え運用等で対応した160億円分を今後どのように考えるかとの質問に対し、受益者負担のあり方、公の施設管理のあり方、及び官民の役割分担のあり方を見直すなかで対応するという趣旨の答弁があった。支出の削減については、各種の事務事業の見直しは限界に来ており、受益者負担の見直しの前に、直ちに官民の役割分担見直し等の改革に着手するべきであると考えるがどうか。

<ESCO事業について>
本市の中小企業をコーディネイトし、企業・団体への新たな融資を創設するなどにより、ESCO事業を受注する事業者として育成することに全市をあげて取り組むべきと考えるがどうか。

<アレルギー疾患対策について>
保健所あるいは保健福祉部において、アレルギー疾患に関する研修を受けた保険師を配置し、いつでも気軽に相談できる体制を整えるべきであると考えるがどうか。


<市民救命士による除細動処置について>
国では「非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用のあり方研究会」が進んでおり、来年中にも実施の運びとなっている。安全・安心なまち神戸として、このAEDを購入し、市民救命士の再講習の中に具体的な使用方法を取り入れ、いつでも除細動処置ができるとの体制をつくり、市民や観光客の命を守る神戸をアピールしてはどうか。

<CAPについて>
今や大きな社会問題となっている、こどもに対する虐待・性暴力から子供をまもるため活動しているCAPを教育委員会が主導して積極的に導入すべきではないか。このCAPのワークショッププログラムは、児童のみならず教員、保護者、地域住民が体験学習を共有することにより、全国各地で子どもの被害防止に大きく役立っていると聞いているが、今年は現在まで7校でしか行われていない。大切な子でも達の生命と未来を守るため、教育委員会として学校主催のCAP導入を支援していくべきであると考えるがどうか。

<小学校の英語教育について>
現在、小学校4校でネイテイブの講師の下、英語の教育が行われているが、21世紀を担う、国際都市神戸の子供たちが、グローバル時代をしっかりと生きていくため基礎的なツールとも云うべき英語教育に対して、今後どのような姿勢で取り組もうとしているのか伺いたい。