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2022.03.30
渋滞解消へ トンネル開通 神戸市北区有野町唐櫃F.S
神戸市北区有野町唐櫃で工事が進められてきた県道神戸三田線の有馬ロトンネル区間(640メートル)を含む全長1060メートルのバイパス道路が30日から、供用開始となった。
これに先立ち開通式典が行われ、整備を後押ししてきた公明党の堂下豊史、徳山敏子の両市議が赤羽一嘉衆院議員と共に参加した。
神戸三田線は神戸市の市街地と同市北区、三田市方面を結ぶ主要県道である一方、市地域防災計画では緊急輸送道路にも位置付けられる重要な路線となっている。しかし、唐櫃地域の急峻な山地と河川に挟まれた狭い2車線道路のため交通渋滞が常態化。さらに災害時の緊急車両の通行スペースの確保も、大きな課題となっていた。地元住民からは「何とか改善してほしい」との声が上がっていた。
こうした事態に対し、神戸市は国土交通省の街路事業の認定を受け、防災・減災交付金や国土強靱化のための3カ年緊急対策予算を活用。現県道の拡幅、トンネル・バイパス部分の設置工事を進めてきた。
あいさつに立った赤羽氏は、国交相の在任中に国、県、市、関係者による「兵庫地区渋滞対策協議会」を立ち上げ、有馬街道全線に係る整備を進めてきたことに言及。今回のバイパス整備事業の完成によって、慢性渋滞が解消され、安全安心な道路環境づくりが進むことに期待を述べた。
--「公明新聞」より転載---