2022.12.27
帯状疱疹ワクチン助成、同時流行対策の強化迫る 神戸市議会 藤本、軒原議員F.S
藤本浩二議員は、帯状疱疹ワクチン接種の助成を行うよう求めた。同議員は、帯状疱疹について、日本人の成人の9割に発症リスクがあり、50歳を境に発症率が急激に上昇し、80歳までに3人に1人が罹患すると指摘。その上で、発症予防効果が大きいワクチンの接種代金が「高すぎて打てない」との声を紹介し、名古屋市の先進的な助成制度に触れ、神戸市の対応を迫った。
市側は、国に対し定期接種化を実現するよう積極的に要望していくと応じた。
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軒原順子議員は、コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されていることに言及。医療の逼迫を防ぐためにオミクロン株対応ワクチンの重症化予防効果などを再度丁寧に説明し、ワクチン接種をさらに推進していくとともに、今後の発熱外来患者の急増に備えた体制の強化を訴えた。
これに対し市側は広報の充実のほか、市内の発熱外来の医療機関を新たに70カ所増やすこと、診療時間の延長や重症化リスクの低い人の自宅療養をサポートする体制の整備に取り組むことを明らかにした。
--「公明新聞」より転載---