2024.10. 3
通学定期を全額補助 市内の高校に通う市内在住の高校生に/神戸市F.S
子育て世帯の負担軽減へ——
神戸市は今年9月から、市内の高校に通う市内在住の高校生を対象に通学定期券代の全額補助制度を実施している。9月分から半年分の定期券代を申請を経て来年度以降に保護者に払い戻される(償還払い)もの。所得制限はない。
市担当者によると全額補助は、全国初の取り組みだという。
申請受付は、来年1月上旬から4月上旬まで。
申請方法は保護者による電子申請で、定期券面の写真を撮影し、そのデータを添付して市に送付する。
高校の定期券代の補助はこれまで、通学先が市内外を問わず年額14万4000円を超える金額の2分の1を補助してきた。
このうち、今回は市内の高校に通学する高校生の全額補助に拡充した。
本制度に該当する高校生は約2万900人。
市担当者は「神戸市の特色ある教育環境を守り、子育て世帯の負担軽減に努めていきたい」と語った。
市内在住の保護者からは「すごく助かる」との声が上がっている。
市議会公明党(壬生潤幹事長)はこれまで、議会質問や予算要望を通じて子育て世帯の支援に向けて、高校生の通学定期代の無償化を強力に推進してきた。
--「公明新聞」より転載---